元グラビアアイドルでタレントの山田まりやさん(45)が、2008年に結婚した舞台俳優の草野とおるさん(57)との別居を公表し、大きな注目を集めています。この発表は、従来の夫婦のあり方に一石を投じる「円満別居」という新たな選択肢を世に示すものとなりました。
なぜこの決断に踏み切ったのでしょうか?
その経緯や理由について紹介していきます。
別居公表の背景と経緯
5年間継続していた別居生活
山田まりやさんは2025年5月、メディアのインタビューで約5年前から夫の草野とおるさんとの別居生活を続けていることを明かしました。この別居は2020年頃から始まっており、新型コロナウイルス感染拡大の時期と重なっています。
山田さんは別居について「浮気やDV(ドメスティック・バイオレンス)が云々みたいな、そういう物騒な話では全然なくて、自分から公表はしていなかったんです。パパもママも息子のことを溺愛する『円満別居』なんですけどね」と説明しています。
円満別居、当たり前ですが初めて聞く言葉ですね。
なにはともあれギスギスしたような理由がなくてよかったです。
メディア報道のきっかけ
この別居が公になったのは、NEWSポストセブンが2025年5月に詳細な取材記事を掲載したことがきっかけとなっています。記事では、山田まりやさん本人と草野とおるさんの両方への直接取材を通じて、別居に至った経緯や現在の生活状況が詳しく報じられました。
別居に至った理由と背景
価値観と将来設計の相違
山田まりやさんが語った別居の主な理由は「お互い、仕事や将来についての意見が噛み合わなくなった」ことだと述べています。芸能界という特殊な環境で働く二人にとって、キャリアプランや人生設計における考え方の違いが次第に顕在化していったようです。
山田さんは「将来のビジョンが合わないまま一緒にいると、お互いの夢を応援しにくくなってしまっていたと思う。それは一緒に住んでいるからそうなっちゃうんだけど、離れちゃえばお互い応援し合えるようになる」と説明しています。
お互いの信頼関係や支えあっていきたいという思いが伝わってきますね。
現実的であり勇気ある決断です。
経済的な問題と住環境への考え方
一方、草野とおるさんは別居のきっかけについて、息子の成長に伴って山田さんが3LDKの広い住まいを希望したものの、コロナ禍で舞台の仕事が激減し、収入面で不安定だったため、その要望に応えることが困難だったと語っています。
草野さんは「私もコロナで仕事が全部なくなったり、収入面でも不安定だったので、それは無理だと。それで、2人が別のマンションに賃貸で住み始めたんです」と別居開始時の状況を説明しています。
しかし不謹慎ではありますが、コロナウイルスにより捉え方によっては家族と話すまとまった時間が増え、今後家族間で問題が起きないように意見をすり合わせていった結果なのかなとも思います。
現在の生活状況
山田まりやの新たなステージ
別居後、山田まりやさんは都市部のマンションで12歳の長男・草野崇徳(むねのり)と生活しています。2022年には一般社団法人「MwM Japan(ムゥム・ジャパン)」を設立し、シングルマザー支援事業に積極的に取り組んでいます。
山田さんは現在、シングルマザーの雇用支援につながる活動や、親子での留学体験を支援する事業などに力を入れており、実業家としての側面も強くなっています。
また、スーパーフードマイスターや薬膳インストラクター、マクロビオティックセラピストなどの資格を活かした健康関連事業も展開しています。
聞いたことのない資格がたくさん出てきて驚きましたが、様々な資格を持ち、それを実際に活用していこうとする山田さんの行動力を見習いたいとも思いました。
草野とおるの田舎生活
草野とおるさんは2025年3月から神奈川県相模原市の田舎町で一人暮らしを始めました。古い一軒家で家庭菜園を営み、無農薬野菜を作るなど自給自足に近い節約生活を送っています。
誰もが一度は夢見るスローライフですね。
青森県の田舎出身である草野にとって、この生活は「性にあっている」と語っており、「ここの暮らしは手放せない」と話しています。都内での稽古場費用と比べて田舎の方が安く、演劇活動を続けながらも経済的負担を軽減できているようです。
息子への影響と配慮
子どもを第一に考えた決断
山田まりやさんと草野とおるさんの別居において、最も重視されたのは12歳の息子・崇徳さんへの影響でした。山田さんは息子さんに対して別居の理由を丁寧に説明しています。
「息子には、『ママとパパがずっと一緒にいるわけじゃないんだよ。ママやパパにはそれぞれの人生があって、あなたにもあなたの人生がある』と伝えています」と山田さんは語りました。
様々な決断にいえることですが、その決断にかかわってくる人たちに対しての丁寧な説明というのは、お互いのためにも必ず必要なものだと強く感じます。
両親への理解と適応
息子の崇徳さんは現在、山田さんと同居しながら、時折草野さんのもとを訪れて田舎生活を体験するという生活を送っています。草野さんは「息子も喜んで、たまにきて一緒に暮らしているんです」と、息子さんが新しい生活スタイルを受け入れていることを明かしています。
子役としても活動している崇徳さんは、両親の別居について理解を示しており、「家で両親が喧嘩している姿を見せたら、決して息子のためにならない」という山田さんの配慮が功を奏しているようです。
ここでも息子さんのことを一番に考えているというのがうかがえますね。
新しい家族の形としての「円満別居」
現代的な夫婦関係の選択肢
山田まりやさんと草野とおるさんの「円満別居」は、現代社会における新しい夫婦関係の形を提示しているのではないでしょうか。近年、芸能界では壇蜜や新垣結衣なども別居婚を選択しており、従来の「結婚=同居」という概念に変化が見られます。
別居婚や円満別居には、お互いの自由度が高い、対立や衝突が起こりにくい、それぞれのキャリアを尊重できるなどのメリットがあることが専門家によって指摘されているそうです。
特に「一人の時間がないと自分はダメなんだ」という方には、結婚への考え方に一石を投じたものなのかもしれません。
法的関係の維持と実用的メリット
山田さんと草野さんの場合、法的には夫婦関係を維持しながら別居することで、親権問題を避け、お互いの家族の世話などでも協力しやすい環境を作り出しています。草野は「お互いの家族の世話のことなども考えると、支障なく協力できる今の関係が一番いいのかなと思いますよ」と述べています。
今後の展望と課題
離婚への意向と条件
山田まりやさんは離婚についても視野に入れていることを明かしていますが、現在の法律では親権の問題などで融通が利かないため、当面は別居を継続する方針です。「息子が成人するときに、改めて夫婦としてどうしていくかを考えられたら」と草野さんも同様の考えを示しています。
社会的な理解と課題
一方で、別居婚や円満別居には生活費がかさむ、双方が納得していないとうまくいかない、不倫の可能性が高くなるなどのデメリットも指摘されています。山田さんと草野さんの場合、お互いが納得した上での選択であることが成功の要因となっているようです。
互いの考えをしっかりと理解し、それを踏まえて将来を見通し考えていくというのは、これから結婚を考えている方、結婚をしている方にとって、今後も非常に重要な課題になっていきそうです。
まとめ
山田まりやさん(45)と草野とおるさん(57)の別居公表は、現代社会における家族のあり方に新たな視点を提供しています。「円満別居」という選択肢は、従来の結婚観にとらわれず、お互いの人生と子どもの幸せを最優先に考えた結果として生まれました。
この事例は、夫婦関係において「一緒にいること」よりも「お互いを理解し、支え合うこと」の重要性を示しており、多様化する現代の家族像を象徴する出来事として注目されています。山田まりやさんの新たな事業展開と草野とおるさんの田舎生活、そして息子さんへの愛情深い配慮は、新しい時代の家族関係のモデルケースとして、今後も関心を集め続けることでしょう。
今回の記事はこんなところです。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
それでは皆さん、また次回お会いしましょう。
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