
語彙力を上げる方法は調べたけど、肝心な単語をいちいち調べるのがめんどくさい。
気になった単語を後で調べようと思っていても結局忘れちゃう。
こんな疑問に答えます。
こんにちは、柏木わらびです。
語彙力を磨くために、日常の中で実践して数年になりました。
そんな私が、本などにあった見知らぬ単語を十個ずつ、
このシリーズでは紹介していきます。

「自分の知らない単語を調べるのがまず難しい、億劫だ!」
本記事はそんな手間を省き、単純に語彙力を向上させたい人、
博識でありたい人に向けたものになっています。
本記事の内容

- 私が本で見つけた単語を10個ずつ、回に分けて解説
- 日常生活で使いやすいように例文をご紹介!
- 実践するときのポイントについて
この記事を読んでいる方はすでにご存じかと思いますが、
語彙力は単語を日常で使いながら身につくものです。
日常で使いやすいよう、例文に合わせたシチュエーションも添えてご紹介しますので、
語彙力を上げたい方はぜひ最後まで読んでみてください。

実践するうえでのポイントも併せてご紹介します!
*5分程度で読めます。
早速本題~具体例10選~一緒に言葉を覚えよう!

1.世間知(せけんち)
意味:処世に必要な知恵や世俗の知恵を指す。
具体的には、社会や人間関係において必要な知識や常識
言葉タイプ:日常で使っても不自然じゃない
例文・使うときのシチュエーション
会社の先輩Aとの会話で後輩Bをほめるとき
先輩A「お、そういえばお前後輩ができたらしいな、どんな感じ?」
あなた「あーB君ですね、礼儀正しいし世間知もしっかり持ってるんで、僕の周りでも好評ですよ」
語彙力を上げる上でのポイント1

まずはフォーマルな場で実践しよう!
「自分はそんなキャラじゃないし、いきなり小難しい言葉を使ったら周りに変に思われるかも」
その思い、わかります。
時に言葉は、何を話すかより誰が話したかの方が重要視されることがあります。
残酷かもしれませんが厳然たる事実です。

そんな時は、自分と今まで面識がなかった人との会話の中で使ってみましょう。
- 一番適しているのが仕事場などのフォーマルな場
- こういった場所ではむしろ知的な言葉遣いの方が好まれる
仕事場の同僚にもフラットなしゃべりをしている方は、お客様や仕事を通じて関わる人との会話で実践していきましょう。
※語彙力を上げるポイントは全ての回を通して同じ内容が書いてあります。
2.恣意的(しいてき)
意味:気ままで自分勝手にふるまうさま、個人の意思や感情に基づいて行動する様子
言葉タイプ:日常で使っても不自然じゃない
例文・使うときのシチュエーション
会社の同期と上司の愚痴を話すとき
同期「いやー、あれはさすがにドンびいたわ」
あなた「それな、あいつみんなのためとか言ってるけど絶対恣意的だよなぁ」
3.一張羅(いっちょうら)
意味:その人が持っている中で最もよい衣服
言葉タイプ:日常で使っても不自然じゃない
例文・使うときのシチュエーション
友達の服が素敵で似合っていたとき
友達「うーす、おまたせー」
あなた「よ、あれお前今日めっちゃ服似合ってんじゃん、それ一張羅?」
語彙力を上げる上でのポイント2

言葉を使う状況を見極めよう!
皆さんも疑問に思ったのではないでしょうか?
「なんかシチュエーション細かくない?」
もちろん意味がございます。
- 言葉を使う状況を具体的に想像すると記憶に残りやすい
- どんな状況で使う言葉なのか正確に知ることができる

このような意図があります。
ポイント1でも触れましたが、
的外れなことを言ってしまうのを恐れ、
口をつぐんでしまう人もいるのではないでしょうか?
その不安を払拭するためにも、その言葉を使う状況をあらかじめイメージしておくことをお勧めします。
4.懇意(こんい)
意味:親しく付き合うこと
言葉タイプ:日常で使っても不自然じゃない
例文・使うときのシチュエーション
親に会社の上司のことを話すとき
親「あんたも社会人になって1年目になるけどどう?先輩関係とか」
あなた「結構いい感じよ、○○先輩っていう人がいるんだけどさ、ご飯奢ってもらったりすごい懇意にしてくれて」
5.屈託(くったく)
意味:物事を気にしてくよくよする様子
言葉タイプ:この言葉単体だとあまり使わないかも
例文・使うときのシチュエーション
友達の愚痴を聞くとき
友達「ほんとむかついちゃってさ、つい口出しちゃったわ」
あなた「にしてもお前は屈託なく話すよなぁ~」
6.反芻(はんすう)
意味:繰り返し考え、よく味わうこと
言葉タイプ:日常で使っても不自然じゃない
例文・使うときのシチュエーション
恩師と会話するとき
恩師「昔はあんなこともあったけど、今は幸せそうで何よりだよ」
あなた「お恥ずかしい限りです、あの時のことは今でも反芻しております」
語彙力を上げる上でのポイント3

難しすぎる言葉は使わない!
外のサイトでは見たことがないかもしれません。
「言葉タイプ」
先ほどのポイントに続きこちらにも意味があります。
- 言葉にも適材適所がある

日常的な会話、フォーマルな会話、文章、創作物、それぞれに適した言葉があります。
どんな場所で使う言葉なのか、実用的、それとも知識として蓄えるための言葉なのか、
ただ覚えているのではなく、使うときのことを考えて覚えることが
語彙力を上げるためには必要です。
7.腫物のように(はれもののように)
意味:相手の機嫌を損ねないように恐る恐る接する様子
言葉タイプ:文章の上でよく使われている
例文・使うときのシチュエーション
母と学校のことを会話するとき
母「そういえばあんたのクラスいじめはあるの?噂で○○君がいじめを受けたって騒いでるって聞いたけど」
あなた「あー○○君ね、いじめっていうかまあすぐ怒るからみんなが腫れもののように扱っちゃて、それが気に障ったのかな」
8.けだし名言(けだしめいげん)
意味:「けだし」という言葉に「まさしく」や、「たしかに」といった意味があるため、
「まさしく名言」「たしかに名言」となる。
言葉タイプ:知識的な側面が強い
例文・使うときのシチュエーション
小説の中の老紳士と少年の会話とき
少年「あ、そういえばこんな言葉があるんですけどご存じですか?」
老紳士「ふむ、○○の言葉ですね、けだし名言です」
9.市井(しせい)
意味:人家の集まっている所、街など
言葉タイプ:文章上の方がしっくりくる
例文・使うときのシチュエーション
時代劇のおいての会話
下っ端「御屋形様、市井でも噂になっております、どうかお控えください」
御屋形様「ええいうるさい!」
語彙力を上げる上でのポイント4

心の中でシミュレーションしよう!
(あ!今あの言葉使えたのに!)
そんな経験はございませんか?

他にも、シチュエーションに遭遇したけど言葉を忘れてしまったということもあるでしょう。
そんな時は、「こんな言葉が使えたな」と、心の中で反省会をしましょう。
意味があるのかと不安かもしれませんが、
「その言葉を使う機会があった」、そう考えること自体が、自分の中に増えた語彙を実感する経験となります。

そういったエピソードがあれば記憶に残りやすいですし、覚えている言葉も記憶に定着していきます。
10.とりもなおさず(とりもなおさず)
意味:「すなわち」「要するに」
言葉タイプ:知識的な側面が強い
例文・使うときのシチュエーション
ドラマで脅される時の会話
上司「わかっていますね?あなたが失敗すれば、、、とりもなおさず即クビです」
部下「は、はい」
最後に

ここまで読んでくれてありがとうございます。

ご察しの通り「言葉タイプ」は私の独断と偏見で設定しておりますので、
あくまでご参考までにお考え下さい。
これからも私と一緒に、言葉についてより一層知識を深めていきましょう!

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